聴覚過敏の人は、耳がとても良いという特徴があります。
地獄耳という言葉がありますが、そういう事ではありません。
一応障害の一つですから生きにくい理由があります。
普通の人が聞き取れないような小さな音も聞き取ることができるので、聞こえなくても良い音まで聞こえて、きっと、うるさくでしょうがないです。
聴覚過敏の障がい者に向いている仕事を3つ紹介します。
1,テレフォンオペレーター
給与・待遇:月給20万円前後 交通費支給の所が多い
福利厚生:社会保険に入ることが出来る
必要学歴:高卒以上
資格・スキル:タイピングスキル、PCの基本操作(Word、Excel等)
- テレビCM等を見たお客様からの資料請求やご相談予約等の受付業務
- データ入力業務
- その他付帯業務など
テレフォンオペレーターは電話業務が中心で、相手の話を聞くことが仕事ですので、相手の話が良くわかる聴覚過敏の障がい者にはピッタリですよ。
仕事内容も電話を通じてさまざまな年齢層のお客様とコミュニケーションを取れるので充実したワークライフを送る事ができるでしょう。
2,ショップ店員
給与・待遇:月給15万円~22万円 各種手当アリ
福利厚生:社会保険に入れる、社員割引、その他
必要学歴:不問・専門学校卒 以上
資格・スキル:不問
- レディースフォーマルウェア、アクセサリーのコーディネート販売
- 在庫管理
- 店内ディスプレイ など
ショップ店員は、人とコミュニケーションを取ることなので客層によっては大変かもしれませんが、聴覚過敏の人に向いています。
特にアパレル系の店員は、働く地域に合わせた事業展開をしていますし、その土地に合わせた洋服やオシャレが好きな人にはぴったりですよ。
3,Webライター・デザイナー
給与・待遇:月給25万円~40万円 正社員の場合が多いです
福利厚生:社会保険に入れる、研修がある場合も多いです
必要学歴:専門学校・四年制大学 卒 以上
資格・スキル:Webデザインの実務経験、HTML、CSSコーディングの基礎的な知識をお持ちの方
- Webデザインの実制作
- プロジェクトマネージャー(企画営業職)と連携し、ニーズのヒアリングからサイト構築、運用支援まですべての工程に関わる
知識は必要ですが、ライターやデザイナーは在宅でもできるので取り組みやすいです。最初は出社が必要な場合がおおいのですが、なれてくれば家でできるので無理なく自分のペースで進めることができます。
頑張れば頑張るだけ給料がもらえるのでやりがいがありますよ。
聴覚過敏の障がい者が面接で聞かれる事
聴覚過敏の人の場合は、「どんな音が苦手ですか?」「どんな時に驚きやすいですか?」という質問をされることが多いです。
出来るだけ、どんな音が嫌なのかを具体的に説明することで対応しやすくなりますよ。
企業側に求める配慮について
会社に求める配慮事項は、「仕事中はイヤーマフの使用させてもらえると助かります。」であったり「声をかける時は、小さな声にしてもらえると助かります。」といったことや「大きな音や声を出す時はあらかじめ知らせて頂けると助かります。」ということを伝えておくと働きやすくなりますよ。
![]() |
価格:3,468円 |
ヘッドホンに似ていますが違います。音楽は流れません。周囲の音を遮断する耳当てです。周囲の音を遮断するのが目的なので、ヘッドホンのように耳にただ装着するという訳ではなく密閉できるくらい少し押さえつける感じですね。
IT系の試験では周囲の音を遮断するために机に常備されていることがあります。とにかく周囲の音を聞きたくない人や受験生など勉強だけに集中したい人に向いています。
あとがき
聴覚過敏の人は生きづらいです。世の中は雑音だらけですからね。耳が良く聞こえるという特性をいかすには、自力で職を探すだけではなく、エージェントも使ってみる事をおススメします。