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障がい者手帳が使える施設、マリンワールド海の中道(福岡県福岡市東区)
僕はパンが好きです。何故なら、手軽に(綺麗なら)素手で食べられるからです。ただ、空気を含んでいたりするので大きくても、お腹を満たすようなパンはなかなかありませんし、あったとしても高いですよね。
ですが、車いすだとパン屋に行くのを躊躇う場所、行かない方が無難な場所、があります。
市販のパンでも購入を躊躇う事もありますが、これは車椅子で行動している人は共感してもらえると思います。
躊躇う場所・スーパーの中にあるパン屋
中型以上のスーパーには必ずと言っていいくらいありますよね。市販のパンよりも少し値段は高めで消費期限も短いのですが、何よりも美味しいとパンが買えます。
しかし、車いすからの場合は棚の上の段の奥にあるパンは、良く見えないので選べないです。基本的にパン屋さんで二段目以降のパンは良く見えません。小さい子共なら抱きかかえられて見る事が出来ますが、大人になるとそうもいかないです。
最近のパン屋で多いのが、ショーケースに入っているパターンですね。飛沫を予防したいのでしょうが、ショーケースを開けるのも障がいがある人間にとっては一苦労だったりします。だから、ショーケースがあるパン屋のパンは買おうかどうするかを混雑具合で決めます。
行かない方が無難な場所・個人経営のパン屋
通路が狭いのは仕方ありませんが、行かない方が無難と思う理由が当てはまるのはパン屋に限ります。個人経営じゃなくても、お店を構えているパン屋に車椅子や場合によっては手押し車でも行かない方が無難です。

パン屋で通路が狭いと何が起こるのか?それはちょっとパンのトレーにぶつかったりしただけでトレーごと落下する可能性があります。更に狭い事もあり、人とすれ違うのがやっとだったりします。
前進するのは気を付けないといけませんし、もちろんバックするにも、後ろに注意しながらかなりゆっくりとバックしないといけません。前向きがパンを選びやすいですが、方向転換するスペースがありませんから。
行ったとしても、安全を確認するために気を使ってパンを選ぶどころではありません。自己中な人は関係ないでしょうけど、テレビで紹介されるようなパン屋さんは確実に混みあっています。
海外は障がい者に対する配慮が日本より遙かに進んでいますから、海外が発祥のチェーンなどでは通路が広い場合もあります、ですが昔からあるパン屋さんは基本的に通路が狭く、入り口も段差になっていたり、押すタイプのドアだったりして、車いすで入店するのが大変難しくなっています。
通路が狭くて商品にぶつかって落下するのはよくある事です。殆どの場合は、拾って棚に戻すだけで解決します。ですが、パンやどうしようもないです。落下する=弁償=同じパンがいくつもある。そんな状態になりかねません。
まとめ
高級食パン専門店などは、メニューが一つだったりするので、場所によっては行く事も構わないでしょうが、責任は持ちません。
パン屋に絶対に行くな、とは言いませんが繁盛しているお店に行くのであれば覚悟を決めて下さい。