車椅子を利用して生活している場合の「あるある」として、こちらが出来ないという事を前提として物を言ってきます。
そして、多いのが知的や精神障がい者から妙に見下されている事です。僕は口が達者なので、喧嘩吹っ掛けられたら言い負かしますけど。でも僕は、基本的に平和主義です。
出来ないと思われるからこそ
少しでも何かやれると、その分野に対して物凄く詳しいと思われます。
何かというと、僕はパソコンを使う時はブラインドタッチです。知っている人は知っているでしょう。ブラインドタッチは基本の手前です。基本を練習するために必要なスキルです。高校がたまたま情報処理科で、ブラインドタッチが出来るのは当たり前みたいに教えられました。実際そうでしょう。
ですが、それだけで他は素人よりも少し詳しいくらいの知識しかないのに、入所しているグループホームの利用者や職員はパソコンをあまりいじらないので、普段からパソコンをいじっている僕を、凄くパソコンに詳しい人みたいに思われています。
同じグループホームでも数人の職員は普段からしょっちゅうパソコンをいじってますが、凄く詳しいとは思われてないようです。
実際は、普段からパソコンをいじっている職員の方が僕より詳しいと思います。
逆手に取るチャンスです
簡単な事を出来るようになるだけで、その分野に関して一目置かれます。
MOS試験でWordやExcelのスペシャリストは案外簡単に取得できますが、車椅子の障がい者が持っていると、何も知らない人はスペシャリストと名前がつくので、とんでもなく知識があると思われます。どんな試験か知っている人からは、それなりの反応でしょう。
つまり車椅子という事は、健常者なら不思議でも何でもない事が、車椅子というだけで凄い事のように思われます。
不良生徒がたまたま優しかったら、物凄く優しく思いますよね。それと同じです。
基本的に車椅子の場合は見下されていますから。たまにそうじゃない人いてくれますけど。
出来ないと思われているから、健常者の常識は通用しない
よくYouTubeとかで就職エージェントを経験された人が熱弁しています。
その中で言っている事は健常者に向けて話している内容であって、障がい者の場合ですと半分くらいしか使えません。
何社か面接を受けて、必ず聞かれたのはWordやExcelが出来るか?です。
場合によってはどれくらい出来るのか?まぁ、ブラインドタッチとWordとExcelは車椅子の人間が就職するには絶対に必要なスキルです。
ブラインドタッチなんて、タイピング練習が出来るサイトなら何処でも覚えられます。
WordとExcelも独学で習得できます。
資格が取りたい場合でも通信教育で充分です。
ユーキャンのマイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)講座
ちなみに僕もこの資格は持ってますが、スペシャリストもエキスパートもユーキャンで結構簡単に取れました。
まとめ
出来ないという前提があるからこそ、出来ると凄い事のように感じられるんですね。
世の中に出回っている常識は健常者をターゲットとしています。
車椅子の人間の場合は、障がい者専門のエージェントに頼りましょう。