睡眠は昼間の生活に大きな弊害をもたらしますし、睡眠不足の状態によって脳の機能が十分に活動しない事で集中力が続かない、注意力が低下してしまいます。
集中力の低下は、勉強や仕事に影響を及ぼします。その結果として、あなた自身の将来に影響を及ぼすことにもなります。
注意力の低下は、判断ミスや素早い対応ができないなど、学校の授業でも仕事でも多大なる影響があるでしょう。
それでは、睡眠不足によって引き起こされるであろう悲惨な状況とはどんなものがあるでしょうか?
睡眠不足で集中力・注意力が低下する理由
ある有名な大学の研究結果をもとにすると、睡眠不足になることで脳の「前頭前野」というエリアの働きが弱まると報告されています。前頭前野は、どういったぶぶんなのかというと、集中・思考などの活動に加えて、感情のコントールも管理しています。
そのため、睡眠不足だと、次のような症状が現れます。
「やらなければいけないことが面倒に感じられたり」「気が散りやすくなったりして」
つまりは集中力や注意力が続かなくなると考えられます。寝不足だと、色々なことがどうでもよくなります。ささいな事でさえも面倒だと感じるようになり、周囲に気を配るという事もできなくなりますね。
なぜ、そのような状況になるのかですが、睡眠不足によって脳の働きが弱まっているからなんですね。
具体的にどれくらい眠れば良いのか
睡眠不足によって発生するデメリットについて、ある大学では実験を行いました。48人の被験者を「4時間睡眠」「6時間睡眠」「8時間睡眠」の3種類のグループに分け14日間にわたり、それぞれの人にパソコンで簡単な作業をしてもらいました。
結果は4時間と6時間はミスの回数が最大で200%前後差がありました。6時間よりも4時間の方がミスが目立ちました。
一方で8時間と6時間の場合はどうなんでしょう?
結果は最大で400%前後の差と言うもちろん8時間より6時間のほうがミスが目立ちました。
14日間の最初の方はそれほど大きな差はありませんが、日数を重ねるにつれて大きくなります。6時間睡眠の人でも10日も続けていれば8時間睡眠の人に比べると400%もミスをする確率が増えます。
やはりきちんと寝る事が一番大事なんでしょうね。睡眠時間にも個人差があるので、ただ長い時間眠れば良いという訳ではありませんけどね。
結局質の悪い睡眠は何時間寝ても睡眠不足に陥る危険性はありますし、逆に質が良い睡眠なら短い時間でも十分最高のパフォーマンスが引き出せます。
寝だめはおススメしない
こう思う人もいるでしょう「平日は6時間睡眠、土日に8時間睡眠で寝溜めをすれば、なんとかなるかな」これはハッキリ言っておススメ出来ません。
根拠としまして、寝だめをしたところで大した効果は見込めないと、アメリカの研究機関から報告があるからです。
睡眠不足によって落ちた脳機能は2日や3日だけ多く寝たからといって完全には回復しないからです。
つまり、毎日しっかりと寝る事が大事なんですね。
あとがき
寝る事が大事だというのはわかっていただけたでしょうか?ただ寝るだけでなく、質の良い睡眠(つまり快眠)が大事です。質が高い睡眠がどれだけ大事なのかはコチラの記事で確認してください。