お正月といえば初詣ですよね。初詣についてはリンク先を見てもらえば嬉しいので見てください。
お正月になっても、初詣に行く人ばかりではありません。初詣に行かない人や、特定の場所でなければ行きたくても行けない人、そもそも初詣には行けない人(毎年)と初詣を楽しめない人もいます。障がい者の中にはそういった人がいることを知ってほしいです。
特定の神社以外利用できない
車でしか行けないような神社(山の頂上にある、電車では行くことが出来ないような場所)で、障がい者スペースに車を停車しなければ車いす利用者は乗り降りなんて不可能です。ですが、車いす利用者や足が悪い人は自分だけじゃありませんし、他に駐車するスペースが無いから車を停車する人もいます。乗り降りのための狭いスペースに、バイクとか停車する人もいるので、ガードマンがいるところでなければいけなかったり、自宅や帰省先から近くて、自力で行けるくらい近いところじゃなければいけなかったり、車いす利用者の場合は砂利道や段差が多い、バリアフリートイレがないなど、色々と条件があるので、特定の神社へ初詣に行くか、そもそも行かないか、の二択です。今年は〇〇神社に行ってみようなんて怖くてできないです。
混雑状況
初詣では良くある光景です。こればっかりは神社側でどうにか出来ませんし、障がい者だけ列に並ばない訳には行かないですからね。ですが、良く並ばずにサービスを利用するシステムがあります。あれってズルいと思うかもしれません。本当に単に並びたくないから使う障がい者がいます。ですが、本当に長時間立っていられない身体障がい者とか、人が多いと周りの人にも被害を与える発作を起こすことがある身体障がい者っているんですよ。(ちなみに僕は並びます。何故なら車いすで、並ばないことに文句付けられると言い返せなくなるからです。)おそらく並ばなくても良いのは身体障がい者だけじゃないでしょうか?
人混みが予想されるところは整理券配布などがあったらよいですね。
ヘルパーが必要
そもそも、一人で出かけることが出来ない人って結構います。普段は民間の移動支援ヘルパーを利用して出掛ける人もいますが、年末年始は予約がいっぱいだったりして、なかなか行きたくても行けないなんて状況が多そうです。病院とかは専属のヘルパーが居る病院もありますが、神社の場合は聞いたことすらありません。有料で構わないので3が日の間だけでもヘルパーが居ると助かるなんて声は良く聞きます。
バリアフリー?
砂利道を無くしたり、段差が多かったり、そもそも人が多かったり、トイレが車いすで利用できなかったり、色々と神社には車いす利用者が利用するには足りないものが多いでしょう。ですが、要望を出す人は少ないようですし、僕も同じ意見です。それは、「景観が壊れる」からです。
ここをこうしたら利用しやすいのにと思う事はあっても要望は出しません。そんな事をすれば景観を壊す事につながるからです。
人混みが既にバリアだと言って、最初から行かないという選択をする人もいます。初詣は絶対ではありませんし、初詣に行くよりも人混みが嫌だという人は行かないことが最良の選択かもしれませんね。
あとがき
どうでも良い情報ですが、僕の場合は1月3日の午後に行くことにしています。ギリギリ出店が残っているのと、やっぱり人が少なくなっているからです。休日ともなると、また人でごった返しますからね。
神社がこちらに合わせると、なんか変な建物になるかもしれません。こちらが神社に合わせるくらいの気持ちで行きましょう。