車椅子利用者はどこかの施設を利用する場合、車椅子でも利用可能なトイレやエレベーター、どれくらいの坂道があるのか、そして何処まで利用できるのか気になりますよね。殆どの場合は、その施設についてホームページで確認するか、過去に行った事がある人にどの様な場所か尋ねるでしょう。それでも良くわからなければ、直接電話して確認したりしますよね。
多くの場合はホームページを観てバリアフリーに対応している事を確認できるでしょう。
それでもダメだった場合は、直接電話して問い合わせたら良いと考えているかもしれません。
もし、ホームページで確認できない場合…

結論から申し上げますと車椅子で利用可能かどうかを直接問い合わせないほうが良いです。というより問い合わせてはダメです。
何故直接問い合わせない方が良いか
某ファミリーレストランにて

あるファミリーレストランは目的地の中間地点にあったので、食事を済ませてから目的地へと向かうようにしようと思い、当時利用していた障がい者施設の職員は電話して確認したそうです。すると、「店舗は2階にあるけれど、エレベーターがあるから大丈夫です。」と言われたそうなので安心していくと、エレベーターらしきものは見当たらず、何と荷物搬入用のエレベーターを使い、調理場を横切って店内に入る事になりました。
繁盛店でも無い限り飲食店からしてみると、お客のことよりもお店の利益が優先です。
確かに利用可能ではありますが、かなり無理矢理です。トイレへの通路も車椅子ではかなりきつく、入るだけでも時間がかかるし、出る時も同じく時間がかかるし、ドリンクバーでしたが水分を摂ってトイレに駆け込みたくなかったので、お茶をコップ半分くらいしか飲んでません。
この時は今みたいに快便ではなかったので、水分を沢山摂りたかったのですけど。
そもそもランチタイムに予約できるファミリーレストランが繁盛しているハズがありませんね。
某スーパー銭湯では

今度は自分で問い合わせた方が失敗しないだろう、と思いといあわせたところ「車椅子でも来店可能です。」エレベーターも、トイレもあるとホームページで確認したので、安心していました。
しかし、いざ訪れてみると、入り口には大きめの段差があり、上げて貰ってタイヤを拭いてましたが、タイヤを拭かなければいけない時点で車椅子の利用は何とか可能とか、利用する前に言うべきだと思う。施設の中の床も昔の、カーペットのようにザワザワしていますし、中にあるテナントも無理矢理階段をスロープにした感じがある事と、そもそも浴場は車椅子に対応しているものなんてありません。
お風呂なので、対応していなくても構いませんが、ダメならダメと言って欲しいです。
だったら、こっちも行かないしという選択肢もあったと思います。
お店の都合
それほど繁盛していない店舗は「車椅子でも利用できますか?」と問い合わせても、利益が欲しいのか車椅子でも何とか利用できるなら「大丈夫です。利用できます。」とか言ってきます。繁盛している施設や店舗の場合は問い合わせると「車椅子でも利用は出来ますが、不便な箇所があります。」などを言った後で不便な箇所について説明してくれます。
直接電話しても、半分はお店の都合で答える場合があります。
あとがき
どうやって確認するべきか?口コミを観て確認するか、どうしても直接電話して問い合わせなければ安心できないなら、どう大丈夫なのかを徹底的に問い合わせましょう。