時代はAI、本気で年収1000万円稼ぎたい人

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AIの方が弁護士より役に立つ?

使い方次第で完全にAIの方が優れているとも言い切れませんし、人間の方が役に立つとも言えません。

1000人以上の弁護士が所属する米国の大手弁護士事務所の多く「リーガルAIツール」というAIを活用していて、利用機会を検討している回答を合わせると90%を超える事務所がAIを活用「している」か「しようとしている」ようです。

AI×法律

AIと法律を紐づけるというと「AI弁護士」「ロボット弁護士」といったAIが弁護士を代替して、AIによって弁護士の仕事が奪われるというニュアンスが強いです。

確かに米国の法律業界では2,3年前、一般的には今でも「AI脅威論」が囁かれていたりします。

しかし、現在はというと「いかにリーガルAIツールを活用して業務を効率化していくか」という現実的な議論に落ち着こうとしています。

少し前から日本でも金融業界では大きな話題となっている「フィンテック(Wikipedia:既存の金融機関が持つ総合的な金融サービスのうち、顧客が必要とする一部の機能のみに特化することで、低コストでサービスを受けることが可能となる。)」同様に、法律業界には「リーガルテック(デジタル時代に即した働き方へ:人工知能(AI)をはじめとしたさまざまな技術の力で、裁判や契約に関する事務作業などの効率化を図ることです。)」という言葉があります。

リーガルテックとは、ITを駆使して法律関連業務の効率化を推進しようとする試みであり、先進国の米国では、自然言語処理などのAIを活用したリーガルテックを提供するベンチャー企業が続々と誕生しているようです。

AIが訴訟の結果を予測

リーガル分野でAIを活用する事に関して、業務のスピードや効率化をするためのツールが人気ですが、次に人気が出ると思われるのは、「リーガルアナリティクス」ではないかと言われています。

リーガルアナリティクスと言うのは名前が示すように、膨大な裁判資料を機械学習や自然言語処理などの技術を駆使して分析し、請求が棄却される可能性や、訴状を提出してから法廷が開かれるまでの平均日数などのデータを弁護士に提供するものです。

ある程度の予測を立てる事で、クライアントの期待値を下げたり、勝てる見込みがないとわかっている戦略に対してフラグを立て、訴訟費用を節約したりする事に役立つというツールです。

つまり、リーガルアナリティクスによって揃えた資料や証拠品で勝てる見込みが低いと思われる事が最初からわかっていれば、膨大な時間やコストをかけて、その訴訟に関連したリーガルリサーチを行う必要が無くなるという訳です。

ごく一般的なデータでだけではありません。

特定の裁判官や裁判所の判決や訴訟内容まで、その傾向を分析しています。

例えばある裁判官は、これまでに訴えの却下の申し立てを認めた確率は〇〇%、特定の裁判所で特定の事件に対しての判決が出るまでの平均はどれくらいの期間が必要で、内容はどんなものか?

裁判官と言っても、やはり個性やタイプがあります。

どの裁判官にも、同じ主張と証拠を示す事で、どの裁判官からも全く同じ判決が出てくる訳ではありません。

このため、これまでの判例や訴訟内容だけで訴訟戦略を立てるのではなく、裁判を戦う上で裁判官がどのような考え方をする人物なのか?と言う点を踏まえて訴訟戦略を立てる事が重要となります。

これまでは、特定の裁判所や裁判官がどの様なタイプで、どの様な訴訟指揮をする傾向にあるかと言う情報を手にする為には、知り合いの弁護士を通じたりする個人的なつてを頼る以外の方法がありませんでした。

しかし、それでは情報が少なすぎるため、判断を誤ってしまう恐れの方が大きいです。

リーガルアナリティクスを活用する事で、過去の膨大なデータから、ここの裁判所や裁判官のタイプを分析して、訴訟を起こすのに最適な裁判所を選定したり、適切な訴訟戦略を立案して、クライアントにアドバイスを行う事が出来るようになります。

まとめ

日本での導入はまだされていませんが、いずれは導入される事となるかもしれません。

特定の裁判所の、特定の裁判官の、特定の事件を扱った場合くらいのデータなら人間が確認する事が出来る量かもしれませんが、一つのキーワードで引っかかるデータ全てを分析する事は不可能に近いですし、短時間でと言うのなら、どれくらいの人件費が必要なのかわかりません。

ですが、AIをうまく活用する事で過去を容易に分析する事が可能となります。

AIが導入される事で弁護士も働きやすくなるのではないでしょうか?

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