簡単に想像できるでしょう。でも、なかなか深刻な悩みであり、足を使って進む車椅子利用者は、跳ね上げ式の車椅子利用者が圧倒的に多いでしょう。足を使って進みやすいですからね。

⇐跳ね上げ式の車椅子
つまりは足載せが外せて、肘掛けが跳ね上がるという仕組みです。僕は足載せを常に外しています。どうせ使わないので、邪魔と言えば邪魔です。
ただ、誰かに押してもらう場合は足が宙ぶらりんで、少し足を浮かしていれば良いのですが、長い時間押してもらうと次の日は太ももが痛くてたまりません。
手で漕ぐ人や、介助者に車椅子を押してもらう人にしてみれば、クッションを敷けばよいとかの意見に行き着くと思いますが、足を使って進む車椅子利用者の場合はそういう簡単に解決できないんですよ。
実際にクッションを敷くとどうなるのか?
お尻が痛いというのを解決するためには、クッションの厚みというものはそれなりにあるでしょう。ただ、クッションの上に座るという事は、膝から下の位置が高くなるという事です。
早い話が、足で進み辛くなるという事になります。車椅子を設計する段階で、跳ね上げ式といえど足を使って進む車椅子利用者が居る事を想定していないので、足の位置はクッションを敷いた分だけ高くなるのは当然です。
ちなみに、薄いクッションはどうかというと、薄いクッションだと、何の意味もないです。薄いクッションの場合は単に邪魔なだけでした。
移動時
足を使うので、お尻の筋肉が左右交互に動くためなのか、痛くないんですよ。なので足を使って進む車椅子利用者の場合は移動の時はお尻が痛くなるという事を考えないんです。
足を使って進むため当然のごとく手が自由に使えます、なので何かを食べたりしながら進む事も出来ます。(もちろん、時と場合によります。)手動式の扉も進みながら開ける事ができます。
解決策
僕は当分使わないでしょう。車椅子のローンが残っていますからね。時期が来たらやるつもりですが、最初から座席が低い車椅子にすれば良いのです。そうすれば、クッションを敷いて、足の位置が高くなっても問題ありません。
もしくは、最初からやや厚みのあるシートの車椅子にするのもよいですが、コチラは畳む時に厚みが生まれてしまいます。
クッションを敷く場合、クッションは何でも良いのですが、あまり分厚いものや薄いものはやめましょう。
おススメは車の運転に最適な薄型クッション「ソルボらく楽コンフォートマット」 です。薄いのにお尻が痛くなりにくいです。
まとめ
足を使って進む車椅子利用者の場合は、クッションを敷くにしても分厚いクッションは敷けない、薄いクッションは意味がない。つまり、クッションは無い方が良いとなります。休みの日は敷いていますけど。
移動時は、お尻が動くので痛みを感じませんが、止まると感じます。しかし、クッションを敷くと高さが変り、進み辛くなってしまいます。
どうすればいいのか?最初からシートの位置が低い車椅子ならクッションを敷いても大して変わりませんね。あまりにも分厚かったり、ただ単に薄いクッションはやめましょう。