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車椅子で生活をする上では単に便利なだけですが、一人暮らしをする場合は必需品とも言えるのがマジックハンドです。病院の売店や介護用品を扱っているショップで探してみるのが良いでしょう。近くにないからと通信販売で購入する場合は、長さと最大で何㎏まで持ちこたえられるか?耐久性やレビューを参考にするなど、良く吟味して下さい。
こんな場面で
高い所の物を取る以外でも、ベッドの下に入り込んだもの、ベッドからテレビのリモコンを回収したい時、手が届かない狭い隙間に落ちたもの、クローゼットにハンガーを掛ける、押し入れなどの少し奥にあるものを取る。
取ったり、置いたり、押したり出来ます。音声操作リモコンと組み合わせたら、ほとんど動かずに何でも済んでしまいますから、今度は運動不足になりそうですね。数mと違って、数十㎝動くのって殆どがめんどくさい事ですよね。
そして、あと少しで届きそうだけど、届かない。あまり無理は出来ない。そんな事ありませんか?高い場所にある何かを取る時に、少し手が触れるくらいだとどうしようもないんですよね。
ベッドの下に落ちたものでも、何かを取るためにベッドを動かさないといけません。結構どうでもいいけど、無いと困るものが落ちるんですよね。ペットボトルのキャップとか?
タンスの後ろなどの狭い空間に落ちたものなんかを取るためには、タンスを動かすしか方法はないんですよね。タンスって意外と重いので、ハッキリ言って面倒です。
欠点?
欠点というか、そもそもマジックハンドは手が届かないけど、あと少しで届くような時に使う道具なので、当然のことながら近くの物を引き寄せるのには向いていません。
そして、持ち上げられる重さにも限度があり、せいぜい6㎏ですが、これだけあれば十分です。
持ち上げるのは自分ですし、物を掴んで持ち上げると自分の手に掛かる重量は自分の手で持ち上げた時以上ですから、テレビのリモコンなんかは気になりませんが、あまり重い物は持たない方が良いでしょう。
使い始めるとクセになる
マジックハンドがある生活を続けていたので、マジックハンドが今はないと困ります。マジックハンドがある事を前提にモノを配置しているので、マジックハンドが壊れたりした場合は、生活の機能が半分くらい止まってしまいます。
それぞれのマジックハンドで物を掴むアームの大きさが違うので、一度細いタイプを買った場合は、ずぅっと細いタイプを使い続けた方が良いでしょう。細いタイプに合わせてモノを配置して、壊れたからと通常のタイプのマジックハンドを使うと周囲のモノが邪魔に感じられます。
そして、長ければ長い方が良いという考えも良くありません。部屋の広さにもよって違いますが、長いとマジックハンドの重量だけでそれなりに重いですから。
まとめ
マジックハンドは車椅子生活をしていくうえであると、スッゴイ便利です。
良く吟味して買いましょう。
マジックハンド自体に重さがある事を忘れてはいけません。長ければ良い訳ではないです。