単刀直入に言いましょう。世間からはどうも思われてないです。と言うよりもどうでも良いです。色々なタイプの障がい者と知り合い、話を聞いていてわかったのですが、(知的)障がい者の人って、自分が世間からどう見られているかを気にする人が多かったです。まず、見た目を気にする人から聞かれるのはネガティブな発言でしたけど。
そして、更に多いのは「どうせ自分を不細工とか思って見ているんでしょう?」的な事を聞かれます。毎回ある事を言いますが納得しません。「世間は、君に対してそれほど興味がない。生きてても死んでても、どっちでも良い」前後に話があるんですけど。
「障がい者を世間はどう思っているの?」世間はどうも思わないという事を勝手に世間を代表して解説します。
IQは絶対ではない
知的障がい者は「IQ」が70以下というのが基準です。平均は100なんですが、例えばマグロ漁船に乗って仕事をするとしましょう。船長が、規定のポイントなのかソナーにしたがうのかわかりませんが、ポイントに着いて漁を行って漁港に帰るという一連の流れに「IQ」って必要ですか?
料理にしても、レシピがあるのならレシピ通りに作れば、美味しい料理は、まず美味しいでしょう。ここに「IQ」って必要でしょうか?
確かに、学校に通っていたり、資格試験に挑戦したりするのなら「IQ」が高い方が有利です。覚えることに関しては「IQ」が高い方が優れていますからね。しかし、学校を卒業してしまえば別です。頭の回転の良さが求められる仕事でもない限り、知的障がい者だからとか、「IQ」が低いからどうだとかは、どうでも良いことです。
仕事が無い訳ではない
良く愚痴っている障がい者いますが、仕事が無いのはみんな同じです。簡単に見つかる人は障がい者だろうとあっさり見つけます。具体的に、やりたい仕事を決めたら、必要な資格や道具を揃えてやる気を見せるだけだそうです。実際に、僕も前の職場ではジョイサウンドに対する熱意を語ったら採用されましたから。ちなみに、そこの会社では障がい者を雇うのは異例だそうです。
良く、就職したいと言っている人がいます。就労継続支援A型事業所の場合は14:00~15:30くらいに終わります。その時間に終わったならハローワークに行く時間なんて十分ありますが、そういう人って行かないんですよね。スマートフォンを触っているんでインターネットで探せないこともないんですよね。
仕事が無いんじゃなくて、探そうとしないのか諦めるのが早い。が、理由だと思います。
甘えすぎ
色々な障がい者と会いましたが、先天性の知的障がい者と精神障がい者は周りが気付いてくれるだろうと自分からは何も言わないなど甘えすぎです。身体障がい者は周りがなんかやってくれるのが当たり前と思う人もいます。とにかく甘えすぎな人が多いです。
最初に言いましたが、世間は障がい者に対して興味がないです。一目見て知的障がい者かどうかを判別するとかではなく、判別できたとしても判別しようと思う対象にすらしないでしょう。そんな人しかいないのに、特定の障がい者に注目して声を掛けてくれる訳がありません。
手伝ってほしいなら、手伝ってほしいことを丁寧に伝えれば、たいていの人は手伝ってくれます。手伝ってもらったならお礼を言うのを忘れずに。
結論
「どうでも良い」が答えです。障がい者だから嫌いじゃなくて、あなただから嫌いなんです。僕の幼馴染に知的障がい者がいますが、みんなからいじられて人気者です。結婚して子供がいる障がい者なんかも知っています。
逆に、誰からも嫌われている障がい者もいますし、誰からも嫌われるのは健常者も同じです。
世間からどう思われているか?どうでも良い疑問だと思います。
あとがき
世間で自分の見た目はどうなのか?それを気にする人がいました。「僕ってカッコいいですか?」って聞かれたので「俺は男だから良くわからない」と言いましたが、心の中で(どうでも良いじゃん。)とか思ってました。
世間は障がい者というより、他人全てがどうでも良いと思っているのではないでしょうか?