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障がい者割引とは違うのですが、公営住宅の応募における障がい者優先枠というサービスがあります。公営住宅は国ではなく、それぞれの自治体が運営しているので、色々な格差が生じますし、仕方のない事です。自分で公営住宅の入居における基準などを調べても良いですが、詳しくは住んでいる自治体の役所に問い合わせるのが一番です。
公営住宅とは
住んでいる都道府県や市町村が運営している住宅なの事で、家賃が圧倒的に安いです。
抽選により入居は決められるのですが、多くの生活に困っている人が応募していますので、抽選に当選する確率が低くて、なかなか希望通りに入居とはいきません。
抽選確率がアップ
身体障がい者手帳を交付されている家族がいる場合と世帯主の場合、単身者の場合、さらに等級が何級なのかで違いますが当選する確率が何倍にもなります。確立などは住んでいる自治体にもよって違いがあります、そして、重要なのは確率は上がりますが、絶対に入居できる訳ではありません。
優先順位に関しても住んでいる自治体によって違いがあります。症状が軽い障がいの等級の場合は、他の生活困窮者が優先される可能性もあります。
バリアフリー住宅
身体障がい者の等級が、1級や2級等の特別障がい者と言われる人で、車椅子での生活をしている人が対象として、バリアフリー住宅というものがある場合があります。あるかどうかは自治体によって違います。あるかどうかを知りたい人は住んでいる自治体の役所のホームページを観て調べるか、問い合わせて下さい。
その他
こちらも住んでいる自治体によって違いがありますが、重度の身体障がいによって、車椅子を使用しているが、公営住宅に入居しない場合ですが、自宅を改築する場合、改築費用の一部補助が出る場合があります。
恐らく補助そのものは全ての自治体が今のところは行っているでしょうが、補助を受ける基準や補助率などは自治体によって違うのではないでしょうか?
まとめ
重度の身体障がい者として手帳を交付されても、見た目には健常者と変わらない人だって結構います。ですが、公営のバリアフリー住宅に入居できる確率が高くなるのは世間の人も納得してくれると思うのですが、障がい者年金を受け取っている人や、普通に仕事をしている人が、生活困窮者よりも優先して入居できるシステムも変だなと思います。
都合の良い時だけ障がい者を振りかざすような社会にしているのは政府だと思いますし、こういった事が障がい者差別を生む原因となるのではないでしょうか?