病院とかにはこんな感じで自動販売機の上部のボタンが車椅子でも押しやすいように、目線の高さに上部と連動したボタンが付いていて、非常に助かります。個人病院でも小さい病院には自動販売機そのものが設置してないんですけど。

通常の自動販売機の場合は車椅子利用者は届かないんです。街中にある自動販売機はこんなボタンは無く、健常者にとっては親切ですがお金が落下しても良いようになのか、そこが高い自動販売機もあります。

ボタンを押すためだけに日頃から、マジックハンドを持ち歩く訳にもいきませんからね。
自動販売機を利用する事自体、今となっては稀な事なので、それほど不自由はありません。勿論昔は不自由な事もありましたが、飲み物というのは自動販売機で買う事が全てでは無いですから。ですが、介助者がいない場合、日頃から利用するスーパーやコンビニではかなり大変な思いをします。
高い所は取ってくれるけど
手が届かない位置にある商品は言えば取ってもらえますし、親切な人がたまに「取りましょうか?」とか聞いてくれます。余程じゃなければ、「お願いします。」って言いますし、きちんとお礼も言うのですが、取ってもらった以上、例えその商品が良く見ると気に入らなくても買うしかありません。欲しい商品に限って高い位置に陳列してあったりするんですよね。
高い位置で目視できるなら、まだ良いほうです。コンビニでパンなどは一番上の棚にある商品を取るどころか、見る事すら出来ませんからね。一体どんなパンが陳列されているのか気になって見ようと思って手を伸ばしても中々取れない。取れた時は潰れかけた食べたくもないパンでしたが、潰れかけさせたのは自分ですから、買いました。(ちなみに、職場の人の胃袋へ旅立ちました。
食べたいけど、位置が高くて見えない
カップラーメンでよくあるのがコンビニ限定販売の商品。正直、メッチャ食べたいんですが、「お湯を線まで注いで下さい。」って、コンビニでポットが設置してある位置にカップラーメンを乗せたら、千の位置が見えなくなる事があったので、もうカップラーメンはコンビニで買わない事にしました。
レンタルショップの上段の商品が取れない
U-NEXT に加入するまでは、DVDのレンタルに良く行っていました。でも、上から2~3段くらいは届かないし見れないんですよね。逆光で何の作品なのかもわからないような状態です。勿論手も届かないので、店員さんにお願いすれば良いのですが、お願いした以上借りないといけないので、頼み辛いのが実際の所です。
ゲームを買いに行っても同じです。上段にある作品を興味本位程度で見たくてもみれません。なので、ゲームもダウンロードばかりです。
テイクアウト出来る場合の各お店のカウンターが高い
店員さんによってはカウンター越しではなく、直接手渡ししてくれるような人もいますが、大体暇な時だけですね。どの店舗も手渡ししてくれるかというと、殆どの店舗は違います。でも健常者に合わせてカウンターを設置しているので高さが違うのは受け入れますが、目線よりも少し高い位置にある液体の何かを運ぶのってかなり難しいです。健常者と他の障がい者の場合はどうなのかわかりませんが、少なくとも僕には至難の業です。
某ドーナツ店の上段部は手が届かないし近付き過ぎれない
セルフサービスなのは構いませんが、上段のドーナツに手が届きません。何も気にしないで思いっきり近付けば取れますが、他のドーナツに服とかカバンとか触るかもしれないと不安だし、触ってしまったら何か嫌だから、あまり近付き過ぎれないんですよね。
店内で食べる場合飲み物を一緒に注文しますが、店内で食べる場合はトレーにドーナツも飲み物ものってきます。このトレーが滑りやすく、更にガラスのコップを使っていて、フタが無いので余計に大変です。
あとがき
車椅子利用者にすべてを合わせて欲しい訳じゃありませんが、せめてみえる位置に何でも置いて欲しいです。新商品が発売されて、「新発売」の文字しか見えないので気になって仕方ないです。
コスト的に取りやすくするのは大変でしょうから、何か工夫をして欲しいです。セルフサービスの場合は、セルフサービスで構いませんので、無理をしなくても手が届く位置に何でも置いて欲しいですが、商品を設置できる場所が少なくなるので、違う意味でこちらもコスト的な問題がありそうです