統合失調症の症状は、
- 何でもネガティブに考えてしまう。
- 自己否定が激しい。
- 体調がいい時と悪い時で気分にむらがある。
- 症状が悪化すると、幻聴や幻覚が出る。
というような特徴があります。
ですので、統合失調症の障がい者の場合は、障害者雇用で採用されたとしても、仕事が合っていない場合働き続ける事が非常に難しいです。
このような現状なので、統合失調症の人の平均年収は、100万円~200万円程度しかありません。
その背景には、エージェントに頼ったりする事をためらったり、そもそもエージェントについて知らなかったりするため、一般企業に就職や転職することが厳しいということもあり、作業所に通う人も多いからです。
月収が非常に少ないので、日常生活を送ることもままならないケースも多いので生活保護をもらっている人もいます。
統合失調症の人に向いている仕事を3つ紹介します。
1,商品管理
給与・待遇:16万円~ または日給7,000円~ 契約社員・アルバイト(休日出勤の可能性があります)
福利厚生:社会保険に入れる
必要学歴:高卒以上
資格・スキル:不問
- 検品、ピッキング、商品仕分け
- その他関連業務など
商品管理は基本的にマニュアルがあります。
完全にやることが決められていて倉庫内で黙々と作業する事が多いです。
チームでやることもありますが、自分だけの職場もあるので周りの人を気にせずに働く事が出来ます。
仕事内容も商品の管理から品数の入力までさまざまな作業があるので自分のスキルやセンスを活かすことができますよ。
2,軽作業
給与・待遇:月給16万円~20万円 契約社員 交通費支給の所が多い
福利厚生:社会保険に入れる (健康診断が実施される場合もある)
必要学歴:高卒以上(不問の場合もある)
資格・スキル:不問
- 製品の取引先への納品、返品に関わる作業
- 検品(地域色が強い)
- 値付け(値付けが必要な商品の場合)
- 発送依頼書に基づき対象製品を揃え梱包→発送 等
軽作業は単純ながらもさまざまな作業があります。
覚えやすいので統合失調症の障がい者でも働きやすいです。
仕事内容も最初は1つの業務だけですが慣れてくれば色々な業務を任せてもらえるのでやりがいがあります。
3,製造業
給与・待遇:月給 高卒以上の場合17万円~ 大卒以上の場合21万円~ 各種手当がある場合が多い
福利厚生:社会保険に入れる
必要学歴:高卒・四年制大学卒 以上
資格・スキル:資格不問・メーカー生産職での就業経験
- 化成品の製造
- 建装材の製造業務など
製造業は基本的に工場内勤務なので一人でモクモクと作業する事がほとんどですし、残業がほとんどありません。
誰かに常にみられている訳でもなく、裏方の仕事であり地道な作業ですが、商品が完成した時に達成感とやりがいを感じられます。
手先が器用な方や細かい作業が好きな方におすすめです。
統合失調症の障がい者が面接で聞かれる事
統合失調症の人の場合は、「どのくらいの仕事量・労働時間であれば働くことができますか?」「何か薬は服用していますか?服用している場合は、頻度といつ服用するのか教えて下さい。」という質問をされることが多いので、自分の症状の出方を振り返って詳しく説明できるようになっておきましょう。
企業に求める配慮について
会社に求める配慮事項は、「定期的に通院をしたいのですが可能ですか?」ということや「本当に症状が悪化している時は動けないこともあるので急なお休みを頂くかも知れません。」ということを伝えておくと安心して働けますよ。
フリーランスで仕事をするようになれば、誰かと関わることがないので理解を求めるひつようもありません。
さらに、自分のペースで仕事が出来るので、相手に対しても通院や気分に関しての配慮も求める必要がありません。
このようなオンラインスクールなら習う時も直接顔を合わせることがないので、技術を身につける段階から人と関わることはありませんし、仕事を始めた後も人と関わることはありません。
それでいて収入も決して低収入と言う訳ではないので、難しい障害の障がい者でも動画編集だけでも十分に生活する事が出来ます。
あとがき
統合失調症の障がい者はなかなか受け入れてもらえないでしょう。
僕もグループホームの隣の部屋に統合失調症の障がい者がいましたが、その人も仕事をしていませんでした。
どうやら、何回も脱走を企てては失敗しているようです。
まぁ、大変な障害ですが、付き合っていくしかありません。