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再犯をする可能性の予測までするAI

刑期を終えて、刑務所から出所しても様々な理由で再び犯罪を犯す事があります。

現在、米国の裁判所や刑務所では被告人が再犯をする可能性がどれくらいなのかを判定する「コンパス(Compas)」と呼ばれるリスク評価ツールの使用が広がりつつあるようです。

コンパスは被告人に対し様々な心理を探る質問をしたり、性別、年齢、犯罪歴などの情報と照らし合わせて、被告人が再び犯罪に手を染める可能性を数値化して提示するというものです。

どう役に立つのか?本当に役に立つのか?

裁判官の意思決定作業を効率化する事が目的となっています。

具体的に、保釈保証金の金額を設定する参考としたり、量刑を決定する参考としたり、仮釈放を許可する時の参考にしたり、極めて重要な役割を担っています。

極めて重要だからこそ、そのアルゴリズム(問題を解決するための方法や手順の事です。)には、直感や偏見に左右されがちな人間による意思決定と違い、公平な判断が求められます。

しかし、公平さを重要視していますが、このアルゴリズムを開発しているのは民間企業です。

さらにはこのアルゴリズムは一般はもちろん、裁判所にさえ何も公開されていません。

なので、アルゴリズムの正当性について検証する術がなく、その信頼性を疑う声も上がっているようです。

ある組織が2016年に公表した

一定の時期にフロリダ州で7000人を対象に再犯をするリスク評価の結果を手に入れ、逮捕されてから2年以内に再犯に及んだ人数を検証しました。

その結果は、凶悪犯罪の再販予測の予測値に関して、本当に信頼できるとは言い切れないという結果となりました。

何故なら、再犯のリスク評価で再犯の可能性があると判断された被験者の中で、再犯に手を染めたのはその20%程度だったからです。

さらに、このアルゴリズムには人種による重大な格差があることも判明した事で、さらに物議を醸しました。

コンパスのアルゴリズムで再犯のリスクが高いと判定された被告のうち59%が黒人、35%が白人でしたが、そのうちで再犯に及んだのは黒人が63%、白人は59%でハッキリ言って大差ない結果です。

つまり、黒人と白人の人種差別は悪い意味で徹底しているようです。

コンパスによって起きた事案

コンパスのリスク評価によって量刑を決められた被告人が異議申し立てを行うという事案も起きています。

ある被告人は、コンパスのリスク評価によって社会にとってハイリスクな人物だと判断されたことを裁判官は素直に受け止め、被告人に対し8年6カ月の実刑判決を言い渡しました。

被告人は、正当な法的手続きを受ける権利を阻害されたと主張して、コンパスの使用について異議を申し立てました。

ですが、同州側は「裁判官によるコンパスの使用は間違っていない」と擁護した事と、裁判官に対して「コンパスはあくまでも判断材料の1つとするべきである」と述べ、コンパスの評価のみに基づいた量刑判断に対して否定的な姿勢を取りました。

これにより、同州の最高裁判所がシステムの利用可否を判断するまでは、判決前報告書にリスク評価の結果を盛り込まない方針を示しました。

まとめ

AIに頼り過ぎた結果の例ですね。

AIは頼りにはなりますが、頼りっぱなしは良くないですね。

上手にAIを使いこなす事がこの先は大事なのかもしれませんね。

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