車椅子利用者でなくても、一般企業の障がい者枠でも特例子会社でも仕事に応募しても、採用される可能性は低いでしょう。
ですが、会社としては採用したがっているし、早く採用したがっています。
じゃあ、どうして自分は採用されないのか?って、思うかもしれませんが、それには理由があります。一般企業の障がい者枠は特に採用されるのは逆に稀です。しかし…
そもそも採用されない事で落ち込む意味なんてありません。不採用になる理由のほとんどはミスマッチを防ぐためです
後天性で車椅子利用者は特に当てはまりますが、どういう事なのかというと、まず環境が合っていないという事です。
車椅子対応のトイレがなかったり、オフィスはバリアフリーでトイレもあるけど通路が狭かったり、オフィスの周辺環境が悪かったり、オフィスの場所的に車に乗れて、車で通えないと厳しい場所にある場合は不採用になる可能性があります。この場合は、採用されたとしても不便ですから、すぐに辞めるリスクが高まりますし、こちらとしても通いたくなくなります。
次に、経験やスキルが求める仕事内容と合っていない場合も不採用の可能性があります。
中途採用の場合は、未経験者よりも経験者を優遇されます。即戦力として働いてくれる人が優先されるのは当たり前の事です。未経験者歓迎とでも明記されていない場合以外は経験者優遇です。というか、経験者のみ採用の可能性があって、未経験者は不採用になる可能性の方が高いでしょう。しかし、仮に採用されても自分に出来ない仕事を任されたりする事を防ぐことが出来ますし、会社側としても仕事を任せられる人が欲しいでしょう。
上記以外でも、職場の雰囲気や社風などがその人に合っていなくても不採用になる可能性が高いです。そして、色々な要素をクリアした人が面接へと進める訳であり、更に面接でその人の人間性とかを確認して、その中から採用されるます。
採用担当者は「採用したい」のが本音です。でも、誰でも良い訳ではありません。ミスマッチを防ぐために書類選考でも慎重になるのです。不採用という事は採用したとしても、志望した会社とミスマッチだったから辞めざるを得なくなる。不採用は言わば不可抗力みたいなものです。
一般企業の障がい者枠は、ミスマッチを防ぐために、かなり厳しく審査されます。不採用だったからと落ち込む必要はありません。どんな凄い経歴の人も、たった一つのミスマッチで書類選考の時点で不採用だったりします。書類選考で不採用が続いても、書類選考の時点か登録しているプロフィールを確認した時点でミスマッチだったからです。どちらにせよ自分に合っていない会社だったからです。自分の人間性を否定された訳ではありません。
面接に行ったところで、こちらから断る
ミスマッチな求人の面接に行ったとしましょう。するとどうなるか?
結果的にはこちらから断る事になると思います。車椅子利用者の場合は業務の中に、どうしても歩かないと行けない内容があったり、トイレが車椅子に対応していなかったり、半身不随や何らかの麻痺がある場合は、全身が使えないとダメだったりする業務内容もあるので、面接に行ったり、会社見学をしたところで不採用にならなくても、こちらから遠慮させていただく事になると思います。
落ち込む必要はありません。車椅子対応は車椅子歓迎ではありません。