障がい者でも良くわからない特別支援学校

「特別支援学校」ってどんな所だと思いますか？この質問に瞬時に答えられる人って少ないんでしょうね。

 

障がい者でも良くわかっていないですからね。

 

特別支援学校って実は結構謎なんですが、女子高や男子校と同じで意外とフツーの学校です。

 

ただ、若干違うので特別支援学校について解説します。

 

是非とも、特別支援学校について知ってから、障がい者に対する考え方に良い影響を与えられれば良いと思います。

特別支援学校とは？

特別支援学校は、身体的・知的な障害や発達障害を持つ子どもたちが、適切な教育を受けることを支援するために設立された学校です。

 

精神障害の人は、一般的な学校に通う人が多いようです。

 

入りたいからといって誰でも入学できるという訳ではありません。

 

詳しい入学条件は以下のようなものが挙げられます。

1. 子どもが障害を持っていること 特別支援学校は、身体的・知的な障害や発達障害を持つ子どもたちが対象です。入学するためには、医師の診断書などで障害の程度を明確にする必要があります。
2. 年齢条件 特別支援学校は、小学校1年生から高等学校3年生までの子どもたちが対象です。入学するためには、その学年に該当する年齢であることが必要です。
3. 学力条件 特別支援学校は、学力水準に関する特別な条件はありません。学校によっては、学力テストを実施することがありますが、入学に必要な点数などは設けていません。
4. 保護者の同意 入学するには、保護者の同意が必要です。また、保護者が特別支援学校に対して理解を示し、協力的に学校と連携することが求められます。

以上が一般的な特別支援学校の入学条件ですが、地域や学校によって異なる場合があります。具体的な入学条件については、該当する特別支援学校に直接問い合わせることが必要です。

どんな授業が行われている？

特別支援学校はその名の通り学校です。

 

学校である以上は授業と言うものがありますが、どのような事を教えているのか？細かい内容は各学校で違うので、大まかな内容について解説します。

 

授業の内容

障害の種類や学校によって違いはあるものの、基本的には下記の様なカリキュラムを組まれている事が多いようです。

1. 基本的な学力 読み書き、計算、理科、社会などの基本的な学力を身につけることが目的の科目です。各学校では、障がいの種類や程度に応じて、カスタマイズされたカリキュラムを用意しています。
2. 生活技能 食事、着替え、トイレなど、日常生活で必要な基本的な生活技能を身につけるための科目です。また、交通安全や防災など、安全に生活するための知識や技能を身につけることも含まれます。
3. 作業訓練 単純な作業から複雑な作業まで、職業に必要な基本的な技能を身につけるための科目です。製造業やサービス業など、生徒の興味や能力に応じた作業訓練が提供されています。
4. 運動 運動不足や筋力低下など、身体的な問題を抱える生徒のために、運動科目が用意されています。スポーツ、体操、水泳など、障がいの種類や程度に応じて、様々な運動内容が提供されます。
5. アート・音楽・表現活動 絵画、音楽、演劇など、自己表現や感性を磨くための科目です。生徒の興味や能力に応じたアートや音楽の授業が用意されています。
6. 障がいに対する理解 生徒たちが自己肯定感を高め、社会で生きていく力を身につけるために、障がいに対する理解を深める授業があります。また、他者を受け入れる力を育むための取り組みや、コミュニケーションスキルの向上なども含まれます。

以上のような科目や内容が、特別支援学校のカリキュラムに含まれることが多いです。

放課後

高等部の生徒は帰宅するか、部活動をするようです。アルバイトをしている生徒の事を聞いたことがありません。

 

どのような部活をして放課後を過ごしているか、解説いたします。

 

特別支援学校での部活動

特別支援学校には、生徒たちが興味や能力に応じて参加できる部活動があります。ただし、一般的な中学校や高校とは異なり、障がいの種類やレベルに応じた取り組みが必要となります。主な部活動としては、以下のようなものがあります。

1. 野球、サッカー、陸上、水泳などのスポーツクラブ 運動面での向上や健康維持を目的として、各種スポーツクラブがあります。部員の障がいの種類や程度に応じたカスタマイズされた練習内容が提供されます。
2. 美術部、音楽部、演劇部などの文化系部活 自己表現や感性を磨くための文化系部活もあります。部員の興味や能力に応じて、美術、音楽、演劇などの授業が提供されます。
3. ボランティア部 地域社会に貢献するためのボランティア活動を行う部活もあります。生徒たちは、地域のイベントや老人ホーム、障がい者支援団体などでのボランティア活動に参加し、社会貢献の意識を高めます。
4. 茶道部、華道部、書道部などの伝統文化系部活 伝統文化を学ぶことができる部活もあります。生徒たちは、茶道、華道、書道などを学び、自分自身の内面的な成長を促します。

以上のような部活動が、特別支援学校で提供されています。部員たちは、自分自身の興味や能力に合わせた活動を選び、学校生活をより充実したものにすることができます。

 

特別支援学校の部活動でも試合とかあるの？

特別支援学校の部活動でも、他校との試合や大会に参加することがあります。ただし、障がいの種類やレベルに応じたルールや対戦相手の選定が行われます。

例えば、スポーツクラブの場合、他校との試合では、障がいの程度や種類に合わせたカテゴリーでの試合が行われます。また、試合のルールも、一般的なルールから変更される場合があります。たとえば、野球の場合、打席に立ってからボールを投げるまでの時間を長めに取る、ベースランナーにアウトにならないように特別な配慮をする、などのルール変更が行われることがあります。

文化系部活動においても、他校との文化祭などで交流が行われることがあります。ただし、演劇部や音楽部などの発表にあたっては、障がいの程度や種類に応じた配慮が行われることが一般的です。

特別支援学校の部活動においても、生徒たちが自分自身の可能性を広げ、社会とのつながりを深めるために、他校との交流が大切にされています。

あとがき

特別支援学校は障がい者は特に身近なようで、意外とどんな所かを知らないようです。

 

やっている事は、健常者が通う学校とあまり変わりがありませんが、教えている内容が違っているので、企業ではあまり学歴としては扱ってくれないようです。