就職・転職はエージェントを利用してでもした方が良いと言っていますが、でもどう違うのか?それについて、健常者でも障がい者でも就職・転職の際には気になるであろう年収をもとに解説していきます。
障がい者は障害を隠さずに働ける障害者雇用がおススメです。最近では障害者雇用にもやりがいのある様々な仕事が増えてきました。
障害者雇用されていない障害者の平均年収は、200万円以下が98%を占めます。内訳は障害年金・自治体からの独自手当・作業所の賃金です。
障害者雇用された場合の年収
アルバイト・パートの平均年収
- 99万円以下(37%)
- 100万円〜199万円(52%)
- 200万円〜299万円(7%)
- 300万円〜399万円(4%)
契約社員・嘱託社員の平均年収
- 99万円以下(1%)
- 100万円〜199万円(21%)
- 200万円〜299万円(42%)
- 300万円〜399万円(29%)
- 400万円〜499万円(5%)
- 500万円以上(2%)
正社員の平均年収
- 99万円以下(1%)
- 100万円〜199万円(11%)
- 200万円〜299万円(26%)
- 300万円〜399万円(20%)
- 400万円〜499万円(19%)
- 500万円以上(23%)
働くことに障害のある方の就職情報サイト【LITALICO仕事ナビ】
障害者雇用されたとしても平均賃金は安いというのは、就労継続支援A型事業所などの場合であり、障害者雇用で働く場合はそんなことはありません。エージェントを経由して求人を紹介してもらった場合は可能性と言うものが意外とあるのです。
何故、エージェントを経由したほうが良いのか?
さんざん言っていますが、障害者雇用に自己応募した時の面接の通過率は3%だと言われています。
エージェントを経由して応募した場合の面接の通過率は70%と言われています。障がい者の求人サイトに登録してエージェントを経由して求人に応募するだけで、こんな風に圧倒的に違います。
ハローワークでの障害者雇用はおススメしません。
その理由として、ハローワークに出ている求人は質が悪く、それでも障がい者の求人サイトを知らない人は多いため、どうしても障がい者の方をロボットのように扱う求人に応募してしまう方も居ます。
どうしたら障がい者の年収が上がるのか?
前向きに考えましょう。どうしたら障がい者の年収が上がるのか?
まず先ほども言いましたが、ハローワークの障害者雇用の求人は正直言って質が悪いです。
すべての企業がそうだとは言えませんが、ハローワークには助成金目当ての企業ばかりですし、障害に理解がなく「障害者には仕事が任せられない」と考えている企業も多いです。
ですが、障害者雇用でも好待遇の求人と言うのはあります。
どこに好待遇の求人があるのかというと…ずばり障害者就職・転職支援サービスの求人です。
これらのサービスは私たち障害者は一切無料で使えるのですが、求人は企業がお金を出して載せてもらっている…つまりお金を払ってまで障害者を雇用したいと考えている質の高い企業が多いんです。
是が非でも採用したい理由
このことはあくまでも推測です。実際に本当なのかわかりません。
大企業が障がい者雇用に積極的な理由は大企業側は障害によって、向いている仕事、向いていない仕事があり、向いている仕事を任せた場合、向いている仕事を任された障がい者は健常者と同じか、それ以上のパフォーマンスを発揮する事を知っているからなのではないでしょうか?
企業によっては、ブランドイメージを守りたいのかもしれませんけどね。
でも、理由なんてどうでも良くないですか?
障害者用の求人サイトにある求人内容は
- 8割の求人は平均年収250万円以上
- 4つに一つは平均年収350万円以上
- 3つに一つは正社員雇用
- その他の約3割も、正社員登用ありの契約社員
- しかも半分が精神障害者で、半分が身体障碍者と知的障害者
これらの求人の1/3くらいは、エージェントを利用しなくても観ることが出来ます。
ですが、エージェントを利用しなければ全ての求人を紹介してはくれません。
登録したからといって自動的にエージェントを利用しなければいけない訳ではないので登録だけして、エージェントを利用しないという事も出来ます。どういった企業がどういった条件で求人を出しているのかを観るだけでも楽しいですよ。
言い忘れていましたが、ハローワークの場合は、その企業がブラック企業と言われているかどうかわかりませんが、障害者の求人サイトにある募集は全て、ブラック企業ではありません。
何故なら、ブラック企業がお金を出してまで障がい者を雇用しようとは思わないからです。
あとがき
あなたがどのような障がいを持っているのかは知りませんが、まずは動いてみませんか?動いてみて、ダメなら今の自分をアップデートしたらよいのです。
文句を言う前にやれるだけ、やってみましょう。それでもダメなら、政府にでも文句を言ってください。